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離婚後の共同親権という自家撞着 [法律]

子どもは正当な契約関係のもとだけで生まれるものではない。法的に認知された夫婦間で生まれた子どもは共同親権のもとにあることいまでもない。婚姻関係が破綻することは、子どもに対する共同親権も破綻したことを意味する。反出生主義の立場でいえば、離婚しておいて共同親権を問題にされるのは二重の意味で子ども誕生への無責任である。
夫婦の個別的人権と子どもの人権との相克をどう克服するかという視点でこの法律が制定されたのだろうが、ならば、共同親権ではなく、親権共有というべきである。
漢語表現による共同親権とは、法律の趣意を読めばその名称の所以、つまり概念規定が理解できるのだろうが、漢語表現としての共同親権は「共に親を同じくする権」と薫じることができ、子どもの権利の視点とも解釈できる。子どもが母親若しくは父親に等しく会う権利を持つと解釈でき、育てている親はそれを拒否できないことになる。親権共有といえば、子どもよりも親の子どもに対する権利が主眼になるといってもよい。法案制定の過程では試行錯誤されて、共同親権という曖昧な漢語表現に行き着いたのだろうが、奇妙な帰結の仕方といわざるを得ない。
義合の結果として親子の天合が生ずるのだから、義合の破綻が天合にゆがみを生ぜしめている。血縁倫理の問題を人為的な法文で処置しようとするのだから、賛否両論が生ずるのは当然である。とすれば、かかる問題を民法の規定で定めようとすると一層の混乱を生ぜしめるだけであろう。
この法律には子どの福利の視点など微塵もない。
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長谷川岳議員が「ぶち切れるよ」発言、札幌市職員ら会議で 音声入手 [政治]

<自民党の長谷川岳参院議員(北海道選挙区)が3月、札幌市職員らが参加する会議で「狂っとるよ」「僕はぶち切れるよ」などと発言していたことがわかった。朝日新聞が同市への情報公開請求で入手した音声記録や議事録で確認した。長谷川氏は取材に「謙虚な気持ちが欠落しており、反省している」と答えた。>(朝日新聞)
長谷川氏が本当に謙虚になって反省しているのならば、札幌市職員を集めて、キチンと謝罪することである。それが出来なければ、札幌市の職員は全員で彼の事務所に押しかけて新聞記者も呼び公開の場で徹底的に糾弾することである。
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後悔先に立たず [言葉]

日めくりカレンダーの今日の箴言である。
考えてみれば、極当たり前のことである。後悔とは、「後」に生ずる現象である。「先」に立つことは時間的に見てあり得ない。後になって悔いる恐れがあるかどうかを先取りして行動や行為の選択をすることを戒めているのだろう。
「急いては事をし損じる」という箴言の方が論理的には筋が通っている。
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マイナンバーカード偽造 [社会問題]

地方議員の二人がマイナンバーカードを偽造されて、スマホの契約に悪用されたことが取り上げられていた。識者によると同カードと本人確認を目視だけすませたので偽造が露見しなかった。ICチップで確認すれば偽造カードであることは直ぐ見破られるとのこと。
マイナンバーカードの図柄などは、余り興味と関心がなければ、偽造カードでも信じてしまう恐れは十分ある。
偽札作りと同等の重罪といっても差し支えない。紙幣には巧妙な透かしが施されていて偽札防止の重要な一つになっている。マイナンバーカードのチップが紙幣の透かしであるから、マイナンバーカードでの本人確認は、チップでの確認を義務づけることが必要である。とすれば、健康保険証としてマイナンバーカードでの本人確認と同じように、本人確認をマイナンバーカードでする必要のある業者や店舗はすべてマイナンバーカードを読み取る機器を設置しなければならなくなるのではなかろうか。
マイナンバーカードを作っていない人が、マイナンバーカードを偽造されたら、どうなるのだろうか。チップ確認も出来ない。
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国公立大学学費150万円提言 [教育]

<国立大の学費を年間150万円に――。文部科学相の諮問機関、中央教育審議会(中教審)での伊藤公平・慶応義塾長の発言が波紋を呼んでいる。国立大の学費を現在の標準額の53万5800円から約3倍に引き上げてはという提案で、学費の高い私立大と国公立大の「公平な競争環境を整える」ことが目的という。>(毎日新聞)
教育の質を上げることも値上げ提言に含まれている。ならば、政府が教育予算を削減している事実を先ず問題にすべきである。
確かに東大の医学部学生の子弟の親の収入は総じて高い。東大に入るための教育投資ができる家庭の収入は平均以上であることは容易に推測できる。
慶應の塾長が政府の財政状況を勘案して提言していることも分かるが、本末転倒である。
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再発防止ではなく法律遵守 [政治]

政治資金規正法を厳しくして政治改革に取り組む問題の中で、岸田首相は、その意図の達成に関連して再発防止と強調する。現行の法律でもそれを守らなかった、立法府の議員が法令を守らなかっただけである。
再発防止を強調している以上、再発することを想定しているのである。法律遵守を唱えれば済む問題である。
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子に過ぎたる宝なし [政治]

日めくりカレンダーの今日の格言である。こどもの日にちなんだ言葉であるが、少子化問題に対応する言葉でもある。
国の基本法たる憲法記念日と少子化を最大の政治課題とするこどもの日に外遊日程を組んだ首相の憲法軽視と場当たり的な少子化対策とが対比的に浮かび上がる。
外交上のどんな理由があったのかは知らないが、憲法記念日とこどもの日を避けることくらい出来る筈である。これらの持つ日の意味など念頭になかったのでなければ、これらの日が骨肉となっているかのいずれかであろう。後者だとすれば、憲法改定の党是と相反する。サンパウロでの記者会見で憲法について質問していた記者がいたが、改憲に情熱を持つ首相がどうして憲法記念日に外遊しているのかを問うべきだった。
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松尾貴史が芸能人の政治関心たしなめる風潮に苦言 [政治]

<松尾は、芸能人の政治的発言に否定的な一般Xユーザーが「ラサールもほんこんもそんなに政治を語りたいなら立候補した方がいい」などとした投稿に反応。「常に語り合い政治を見張るのが国民のつとめでもある。政治には国民全員が関与すべきだろう。今の日本の惨状は政治に対する無関心が大きな原因でもある」と指摘し、「芸能が政治を語るなとか、政治家しか政治を語るべきでないなど馬鹿げた発想がどこから来るのか。第一、選挙権を持ち納税もしているのに寝ぼけるなよ」と反論した。>(日刊スポーツ)
一般Xユーザーの意見は芸能人蔑視を借りて、政治権力を左袒しているだけであろう。芸能人の発言力には一定の影響力あるいは、発言の広がりがあることへの権力の恐れを代弁しているのだろう。
松尾氏の反論もおかしい。税金を納めていようがいなかろうが、子どもでも政治を語る権利を持つ。自由民権運動時代、子どもまでが政治を語るのを見た時の権力は、教育に容喙した。
一般Xではなく、無名を良いことにした政治権力の片棒を担ぐ連中の発言である。それこそ、己こそ名乗りを上げて立候補すればいいのだと反論できる程度の知的レベルである。
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小久保監督曰く、オスナでやられたらしかたない [プロ野球]

去年のロッテ戦での角中選手に打たれたサヨナラ本塁打もオスナ投手が打たれた。去年のことはともかく、オスナ投手が出てきてたら「やられるのではないか」と大半のファンが思っているのではないか。抑えで成功しても必ずランナーを出している。もしくはいい当たりをされているのが現状である。シャープに振ってくる打者、昨日の辰巳選手や小深田選手には打たれている。小久保監督は自己慰安で標記のようにいっているのだろうが、走り込みが足らないのではないかと、思う。一度調整させた方がいいだろう。藤井投手も調整させて力強い投球をするようになった。
プロ野球のことを書いたついでに、オリックスの安達二塁手が一イニングに三回もエラーをしていた。一度目はともかく三度目などは完全に足が動いていなかった。大切な場面でエラーをするとプロ野球のベテランでもこんなことがあるのか、と思った。草野球をしていた経験だが、一度失敗すると、次に打球が飛んでくると金縛りのようになって足が動かなかったことを想い出したのである。
ベンチでは中島監督を映していたが、うつむいてメモをしていた。
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参議院補欠選挙結果 [政治]

不戦敗を含み、自民党は全敗した。当選者との得票差も結構あった。自民党支持者には棄権者も多かったのではないかと推察するが、争点として裏金問題に伴う政治姿勢が挙げられていたが、健康保険証のマイナンバーカードへの強引な移行措置も響いているのではないかと推察している。高齢で病気持ちの自民党支持者は棄権したか、他候補に投票するかのいずれかだったのではなかろうか。
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